去年の冬ごろ、関空-桃園へ、台湾旅行に行ってきました!
書いておかないと忘れることもあるので、今後台湾旅行にTPEを使われる方はご参考までに。
台湾旅行に行く日本人も多い中、いまだにLCCの発着点は桃園国際機場(TPE)。台北市内にも松山国際空港があるのですが、既に滑走路が空かない状況らしく、日本人が使いたければJAL,ANAを使うしか方法はないようです。
私は関西生まれなので、迷わずLCCの発着するする関西国際空港(KIX)-桃園国際機場(TPE)の便を検索。この路線は、けっこうな数のLCCが競争する激戦区です。
- どの航空会社がいいのか
一概には決められません。
現在優勢なKIX発の路線としては、Peach、タイガーエア、バニラエアでしょうか。
- Peach
とにかく安い。この一言に尽きます。関西国際空港を起点としているLCCだけあって、地元での地位は確固たるもののようです。メール会員にはキャンペーンも行っており、期間を選べば往復12000円台のことも。
ただし、座席指定、空港使用料、受託手荷物等は別料金。Peachのみ第二ターミナル発着であるというのもデメリットですね。
第二ターミナルといえば、2017年に大きく拡張され、Peach以外のLCCも参入してくるとか。元は貨物滑走路であったものをPeach専用ターミナルに改築し、今やLCC専用ターミナルとして貧乏学生やバックパッカーの空の玄関と成長した第二ターミナル。第二ターミナルはボーディングブリッジが存在せず、地上を歩いて飛行機をまじまじと見ることができるのが飛行機オタクにはうれしい。
- タイガーエア
- バニラエア
前日の終電、もしくはバスを使ってKIXまで移動し、次の日の早朝から台湾を満喫できるという、日本のLCCには珍しいバックパッカータイプです。今のところ搭乗率もけっこう良好のようです。名ばかりの24時間空港という汚名ともこの便のお陰でおさらばです。
私は今回これを利用しました。
2. 桃園国際空港から、台湾高鐵まで
着陸すると、一部の乗客は空港内をひた走りに去っていきます。私もなるだけ彼らに追いすがります。ほとんどの日本人観光客はここで不思議そうな顔をしてのんびりと歩いて入国審査所を目指すのですが、彼らが走るのにはちゃんと意味があるのです。
入国審査所につくと、10を超えるカウンターのうち稼働しているのはわずか一つだけ。深夜に着陸する飛行機が少ないからこんなに稼働率が悪いのかと思っていましたが、どうやら昼間の忙しい時間帯も稼働率は悪いようです。そのせいで、いくつかの便の客が同時に放出された時などは大変なことに。
一時間近く待たされることもあります。一つのLCCに大体200人、一人の入国審査に30秒かかると考えても、カウンター一つでは100分かかるわけです。なるだけ急いで入国審査所を突破することをお勧めします。
入国を無事に済ませると、そこは二階です。私は高鐵で高雄に行く予定でしたので、迷わず台湾高鐵「桃園」行きのバス乗り場へ。一階に大きなバスターミナルがあり、チケットもそこにあるカウンターで買うことができます。高鐵桃園行は702番。
おばちゃんに「バスの時刻表は」と聞くと、「いつでも来るから心配するな」みたいなことを言われる。アジアの首都圏のMRTみたく、バスは「何分に来る」ではなく、「何分おきに来る」システムのようです。
12番ゲートに行くと、既に目的のバスが。
長蛇の列がすでにできており、このバスには乗れませんでした。日本のバスと違い、ここのバスは全員が座らないといけない様子。立ってでもいいから乗せてくれ、と言っても断られるそうです。
ただ、このバスが出て行った30秒後に次の「705番」が通りの角から姿を見せました。おばちゃん、15分おきとか言ってたけれどそんなわけでもなさそう。けっこうアバウトです。
バスに揺られて20分くらいで、駅に着きます。日本が技術提供した台湾高鐵ですが、どこまで日本を感じることができるか気になっていたので見てきました。
3. 台湾高鐵
朝の6:30にもかかわらず、乗車率は90パーセントくらい? 乗車率が悪く倒産までタイムリミットが…とか悪い噂を聞いていただけに、少し拍子抜けです。
この台湾高鐵ですが、日本国内からでも予約可能です。路線は台北~高雄までですので、基本的な台湾の二大都市はこの高鐵で回れることに。
↑公式ホームページからなら仲介手数料もかからず予約可能。クレジット決済が主流。
高鐵桃園は何故か地下にありました。構造は普通の地下鉄そのもの。しっかりと壁には広告まで。日本の地下鉄風景そのものです。
乗車すると、中身は日本の新幹線そのもの。東海道新幹線に乗った気分です。
シートには三菱のマーク。
技術提供だけでなく、素材も日本から持ってきたっぽい……?
車内の会話を聞いていても時折日本語が聞こえ、まるで日本です。退屈極まれり。
唯一アジアを感じたのは、車窓において。台湾の国土はそう広くありませんが(四国といい勝負)、日本の富士山よりも高い山が4つもあることで知られる。険阻な自然環境をもています。それだけに、日本にないような産業的な荒々しい景色も。
高雄中心地付近にコンビナート。
次回は高雄市街についてちょくちょく書きます。